TFCC損傷
- 手首を小指側に動かすと痛みがある
- 床に手を着いたときに痛みがある。
- ドアノブを回すときに手首に痛みがある
- 重い荷物を持ち上げたときに痛みがある
- ゴルフクラブやバットを振った時に痛みがある
TFCC損傷とは?|横浜市保土ヶ谷区 メディカル・ブルー整骨院
まず、TFCCとは、三角線維軟骨複合体(Triangular Fibrocartilage Complex)の略です。
TFCCは、手首の小指側に位置し、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)を結んでいる靭帯・腱・軟部組織の複合体のことを指します。
TFCCは手首の動きに重要な役割があり、TFCCがあることで、手首の小指側(尺側)に安定性が出るため、
・手首の背屈(手の甲に曲げる)
・掌屈(掌側に曲げる)
・撓屈(親指側に曲げる)
・尺屈(小指側に曲げる)
といった動きができるようになります。
つまり、TFCC損傷が起きると手首の動き全般に支障をきたします。
TFCC損傷の原因|横浜市保土ヶ谷区 メディカル・ブルー整骨院
TFCC損傷の原因は、3つにわけることができます。
★外傷
まず一つ目は外傷です。転倒時に手をついたり、手首をぶつけることが原因で、TFCCに強い衝撃が加わり損傷します。
★手首への負担
二つ目は、手首への負担です。
TFCC損傷は、ゴルフや野球、バドミントンなどの手首を捻るスポーツの選手に多く見られます。手首に繰り返し負担がかかり続けることで、TFCCが損傷するため、スポーツ以外にも重たい物を持つ仕事や家事、育児が原因となって発症する場合もあります。
★加齢
三つ目は、加齢です。加齢に伴い、関節などの組織が変性することが原因となる場合があります。
上記のほか、関節リウマチや痛風の発症がTFCC損傷のリスクを向上させると言われています。
TFCC損傷の症状|横浜市保土ヶ谷区 メディカル・ブルー整骨院
TFCC損傷の主な症状は、
・手首の小指側の鋭い痛み
・不安定感
が挙げられます。
具体的な痛みの出る動作の例として、
・手首を小指側に曲げる
・タオルや雑巾を絞る
・包丁を握る
・フライパンを持つ
・ドアノブを回す
があります。
炎症が悪化すると、安静時にもズキズキと痛んだり、腫れて可動域制限がかかることもあります。
TFCC損傷のテスト法|横浜市保土ヶ谷区 メディカル・ブルー整骨院
横浜市保土ヶ谷区メディカル・ブルー整骨院ではTFCC損傷を鑑別するために、ストレステストを行います。TFCCに伸長・圧迫・回旋ストレスを加えて痛みがあるか評価します。
・TFCC近位部ストレステスト
前腕を他動的に内側と外側に捻ることで、TFCC(手首の小指側)付近に回旋(捻る)ストレスを加えます。
手首の小指側に痛みが出れば陽性とし、痛みが出なければ陰性となります。
・TFCC遠位部ストレステスト
他動的に手首を背屈(手の甲に曲げる)と掌屈(掌のほうに曲げる)、撓屈(親指側に曲げる)と尺屈(小指側に曲げる)することで、TFCC付近に伸長・圧迫ストレスを加えます。痛みが出れば陽性とし、痛みが出なければ陰性となります。
ければ陰性となります。
また、手首の痛みはTFCC損傷だけではなく、橈側手根伸筋腱鞘炎や尺側手根伸筋腱鞘炎の場合もあるので、鑑別するテスト法も行います。
TFCC損傷の施術方針横浜市保土ヶ谷区メディカル・ブルー整骨院
横浜市保土ヶ谷区メディカル・ブルー整骨院では、TFCC損傷の状態に合わせた施術プランを作成します。
炎症の症状が強い場合には、アイシングや抗炎症作用のある湿布等を用いて、炎症の抑制を行います。この期間の施術では、患部を触らずに、患部を安静に保つことができる身体の使い方を指導し、身体のバランスを調整します。
炎症が落ち着いた後には、固まって動きにくくなった手首の筋肉に対して和らげるための施術を行います。先に行ったストレステストの結果や動作分析の結果を基に、施術を行う筋肉を精査します。TFCC損傷は、小指側の圧迫度合いによっても状態が変化するため、手首を牽引し、関節が広がるように施術を行うこともあります。
また、痛みをかばっていた身体のバランスを整えます。
発症の原因が、外傷性ではなく手首への負担の場合、身体の使い方に根本の原因がある場合が多くあります。身体のバランスや使い方、筋力や柔軟性などを確認し、正しく身体が使える状態にすることで、再発予防だけではなく、競技パフォーマンスの向上、その他のケガの予防、スムーズな競技復帰に繋がります。
また、ご自宅でお身体のケアが行えるよう、トレーニングやストレッチの指導もいたします。
手首の痛みや違和感でお悩みの際は、横浜市保土ヶ谷区メディカル・ブルー整骨院までご相談ください。